塾に通っても成績が上がらない理由の2つ目は、学校の定期試験の結果の分析がほとんど行われないことにあります。 一応、生徒には試験結果の報告はさせているようですが、個別で分析や対策が行われることがないのです。
これでは、成績が上がることはないでしょう。意識が高く、すでに成績が良い子(偏差値60以上、上位15%以上)であれば、 自分である程度の対策を講じるでしょう。 しかし、そうでない子(上位15%未満)は、自分で対策を立てることができません。 学校で、試験のやり直しの課題が出されることがあります。 ただ、それは形だけで、模範解答を写して終わりです。それでは、ほとんど意味がありません。
試験には、検査の役割があります。これは病院などで行われる健康診断と同じで、 具合が悪い部分が見つかれば、改善をしなければなりません。 間違った問題は、確実に理解できるように対策を講じる必要があるのです。 塾(とくに集団塾)では、それが行われないから、いつまで経っても成績が伸びません。
また、そのときの試験結果だけでなく、前回の定期試験の結果との変動にも注目すべきです。
生徒に点数の変動を分析させて、中間テストから期末テストの間に行ってきた学習法や学習習慣の反省を促します。 その反省を基に、つぎの試験までの対策を立て、実践するように指導します。
塾にしても家庭教師にしても、ただ勉強を教えるだけでは、意味がありません。 それでは、自分ひとりで向上する力を身につけることができないからです。 これは勉強に限った話ではありません。 スポーツ、仕事においても、同様です。
塾に通わなくても、家庭教師をつけなくても、生徒ひとりの力で向上できるように指導することが、 家庭教師の役割なのではないかと私は考えています。
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