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福岡で小学生・中学生(5教科)、高校生(数学1a,2b,3)を教える個人契約(直接契約)の家庭教師のブログ。
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2017年01月16日 (月) | 編集 |

先日、小学校に勤めている知人から聞いた話。


それは、1学年が30名程度の比較的小さな小学校に通っていた小学4年生の女の子の話でした。 学校の成績はとても優秀だったようで、将来の夢である医師になることを目標に、日々がんばっていました。 ところが、ある時を境に、授業中の発言が極端に少なくなり、宿題も提出しない日が出てきたそうです。 また、休み時間や給食時間なども明らかに元気がない様子だったので、 担任教員が心配して、自宅に電話をかけてみました。


親御さんの話によると・・・。医師になりたいという娘の夢を叶えてあげたいと考えた親御さんは、田舎の公立中学校に進学させるのではなく、私立中学校への進学を生徒に勧めました。そして、1か月ほど前に某大手学習塾の入塾テストを受けたそうです。それまで小学校での勉強しかしていなかったため、入塾テストは苦戦をしたようで、結果は平均点をやや上回った程度。 自分ではもっと出来ると考えていたようで、かなり落ち込んだそうです。


私が問題だなって思ったは、そのあと・・・。塾の講師と母親と生徒本人の3人で面談をしたときに、「このままでは私立中学校も医学部も難しいよ。もっと一生懸命勉強しないとね。」と塾講師が言ったそうです。生徒本人はただでさえ落ち込んでいたのに、そこに畳み掛けるような辛辣な言葉。塾講師は発破をかけるつもりで言ったんだと思いますが、その子にとっては逆効果でした。結局、塾に通うのはやめて、自信を喪失したまま、冒頭のような状態になってしまいました。


まぁ、その塾講師が言いたかったことも分かるんですよ。ただ、小学校4年生に言うのであれば、もっと言い方があったはずです。 というか、これから入塾する生徒を凹ませてどうするんだって思います。親に「これじゃあヤバイ。塾に通わせて、どうにかしないと」と思わせたかったのだろうか・・・。


いずれにしても、周りが心配してしまうほど生徒の自信を失わせてしまったわけです。これは、プロとしては絶対にやってはいけないことなんですよ。いろいろアプローチして、成果が出ないってことはよくあることだし、仕方のないことだってあります。けれども、自信を失わせたり、以前よりも悪くなってしまうのは、絶対にあってはならないことです。それは子供の可能性を潰すことと同義です。


「可能性を潰すなんて大袈裟な!」と思うかもしれませんが・・・。ただ、生徒一人一人に目を向けたら、決して小さなことではありません。塾講師にしても、家庭教師にしても、勉強を教える機械になってはダメなんです。それだったら、人工知能やリクルートがやってるような授業動画サービスだけで十分です。


我々がやっていることは、人と人とのコミュニケーションを軸にして行うサービスです。つまり、そのコミュニケーションである軸が破たんすれば、生徒にとって害になり得るわけです。塾講師にしても、家庭教師にしても、軽く考えている人が多いように思います。どちらも、九大とか福教大って言えば、即採用です。でも、それってどう考えても、違うだろって思います。そんな軽いものではないだろうと・・・。




なんか、その生徒の心情を想うと可哀そうで、エキサイトして書いてしまいました・・・。 その後、その子は少しずつ元気を取り戻し、3学期に入ってからは、それ以前とほとんど変わらない様子にまでなったそうです。 それを聞いてほっとしました。願わくば、医師の夢は諦めずに勉学に励んでほしいところです。


塾講師や家庭教師は勉強を教えるのが仕事。確かにその通りではあるのですが、それだけではありません。 塾講師、家庭教師の方、また目指している方(とくに学生さん)は、その子供にとって、深く関わる数少ない大人の一人になることを、その言動によってはその子の未来への可能性を潰してしまう危険性があることを、しっかりと自覚して仕事に従事してほしいと思います。



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