子供が勉強に躓いたとき、多くのご家庭では集団塾や個別塾を選択します。 最初から家庭教師に依頼しようと考えるご家庭は多くありません。 大抵は塾ではダメだったから、家庭教師に依頼するというパターンが多いようです。
そもそも、塾、とくに集団塾で成績があがることなど、稀なケースです。 成績があがるのは、最初からある程度の学力がある子だけ。 それを下回る生徒の多くは、成績は上がらないか、上がっても誤差程度です。
とくに英語と数学は、積み上げ式に学ばないと成績が上がらない教科です。 例えば、中学2年生の段階で、数学と英語が50点しか取れない生徒が何人かいたとします。 同じ50点でも、その原因は十人十色です。
どこで分からなくなっているかで、必要な指導がまるで異なります。 計算を解くのが遅い子、図形が弱い子、関数の概念がわかっていない子、その生徒が理解できていない単元まで戻り、丁寧に復習する必要があるのです。場合によっては、小学校の内容にも戻らないといけません。
英語も同様です。語彙力が無い子、文法がわかっていない子、長文を解きなれていない子。まったく課題が異なります。
そういう子たちに対して、一律な指導をしても、成績が上がるわけがありません。塾講師が指示するだけで、勝手にやってくれるんだったら苦労はしません。親御さんがそこに気が付けるかどうかが、子供の成績向上への第一歩だと思っています。

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