福岡の家庭教師ふなきのブログ

大手塾DMの合格実績を見て思うこと (2)│塾の合格実績に貢献する悲しい家庭教師の話

前回の記事のつづき。


前回、あげたこと以外にも合格実績の隔たりの要因として、考えられることがあります。それは、学習塾が一から育てるのではなく、もともと最上位校に合格できる学力を持つ生徒をピックアップしていることです。合格実績を上げるために、無料志望校判定テストを行ない、広告塔になりそうな生徒を、授業料を免除したりすることで優先的に確保しているという可能性があるということですね。


これは私にも経験のあることなので、推測というかほぼ確定的な話です。かつて小学校3年生から6年間指導した生徒の話です。その子が入試3か月前の12月に友人に誘われて、某大手塾の無料学力テストを受けることにしました。結果は、日ごろの努力が実を結んで、高得点を取ることができました。すると、塾から「今回のテストの結果、特別優待の対象になりました。入塾していただくと授業料が半額となります。」とご家庭に勧誘があったのです。


その後、親御さんから相談を受けたのですが、その時は「私の指導日以外であれば、生徒本人の意向を尊重すべきなのでは? せっかく授業料も免除ということですし・・・」と伝えました。悔しいですけど、そう言うしかありません。


そして、その子は無事に福岡高校に合格。 その塾の合格実績には、バッチリとカウントされていました。 中学校別の合格者を発表しているんで、しっかりとわかるんですよ。


これは、本当に悔しいんですよね。 6年間、必死に教えてきて、商売敵の塾の合格実績に貢献したわけですからね。 小学校卒業の時点で、英検3級に合格できる程度の英語力、数学は中1の範囲を全て教え込み、中学校に入学してからはワークや提出物の管理を徹底しました。 それなのに、入試前のたった数か月しか教えていない塾の合格実績にカウントされるのです。 理不尽だなって思います。


ただし、これは完全に私の都合であり、生徒さんや親御さんには何の関係もないことです。 塾への入塾が生徒本人のためになるのであれば、塾で学ぶべきだと思います。 経済的に負担が小さいのなら尚のことです。 悔しいですけど、どうにもならないことなんですよね。


とはいえ、生徒や親御さんはわかってくれているので、それが救いです。


前回、今回の記事をまとめると塾の合格実績を鵜呑みにしてはならないのです。 福岡高校や修猷館高校などの県立高校への合格者がたくさんいたとしても、優れた指導力を受けることができるとは限らない。 合格者の一部は、私の生徒のようにわずかな期間しか入塾していないのに、合格実績にカウントされているかもしれない。


最近、私が教えている生徒も内申点による授業料免除で塾に通い始めました。 塾のテキストやテスト問題、さらに授業の雰囲気やその内部システムなど、 いろいろ生徒から教えてもらってます。だから、批判的なことを書きましたが、メリットもあるんですよね。


塾にスパイを送り込んでいると思って、今後も塾の合格実績の手助けをしようと思います。



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